運動が苦手を自称する人っていますよね。
その運動が苦手って本当はどういう意味なんでしょうか。
速いロードレーサーに話を聞いてみると、「学生時代は運動苦手で、文化部だったんだよ」という方が案外多いんです。けど、一緒に乗ると速い速い。とてもついていけない。運動苦手なんで絶対嘘。
「運動苦手」を自称する方は一定数いらっしゃいます。しかしそんな方でも自転車には乗れますよね。走るのは早くなくても、歩くことは出来ますよね。それも運動にカテゴライズされる行為です。
運動苦手、という方々の真意を深く掘り下げて聞いてみると、運動苦手ではなくて、「体育の授業が苦手」だっただけなのでは、という仮説が生まれました。
体育苦手=運動苦手なのでは
おそらく運動部に入らなかった人にとっては、学生時代の運動経験って体育の授業だったと思うのですが、よく考えれば体育の授業で行うスポーツなんて限られています。球技に偏っている節があるし、 一人でもくもくとできるスポーツはほぼありません。
かく言う私も目の病気のため動くボールは捉えられないので、 球技はポンコツ。ボールは顔面キャッチが基本でした。
中高生はちょうど心肺機能と筋骨格の成長時期だが当然個人差があり、たまたま成長のタイミングが遅かった人や、球技が苦手な方にとって、体育の授業は不利です。不利な状況であれば当然体育の授業を好きになるはずもなく、そのままずるずると体育授業が嫌いなまま大人になっていく…。その経験から、自分自身に運動は苦手というレッテルを張ってしまうのではないでしょうか。
運動は体育の授業だけじゃない
これはすごくもったいないことです。運動は体育の授業で行う競技だけではありません。自転車をはじめ、登山やウィンタースポーツ、マリンスポーツなどの自然を相手とする運動や、ボルダリング、ラケットボールなどの特殊な環境で行うスポーツもあります。ボディビルディングのための筋トレだって立派な運動です。
体育の授業でやったスポーツが苦手だからと言って運動全般が苦手と言うには時期尚早です。世の中には星の数ほどの運動があります。
体育の授業の弊害
本来ならば、体育の授業は、運動の習慣を身につける絶好の機会であるのに、この授業で運動嫌いを量産してしまっているんじゃないかと懸念しています。
運動全般に言えることなのですが、 基本的には失敗を繰り返しながら練習を積んでいく必要があります。体育の授業では他人の目もあるので、自分の動きに集中できずに失敗してしまう人もいるかもしれません。でもその人は運動が苦手、ではなくて、集団で運動する体育の授業が苦手なだけであって、一人で黙々とこなすスポーツには向いているかもしれません。
運動苦手だと思っている人に自転車はオススメ
学生時代運動音痴と思ってきた皆さん。 安心してください。 自転車はそんな方にオススメのスポーツです。自転車は自分の体重を自分でささえる必要がなく、関節への負担も軽めです。
キチンとサイズのあったロードバイクに乗れさえすれば、運動初心者でもあっと言う間に60km乗れるようになります。
自転車で運動苦手という自分のレッテルを払拭しましょう。
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